山を越える

 

 

昔は感じていなかったのですが、

最近、仕事の一つ一つを「山」と思ってやっています。

 

まだ駆け出しの頃は、

毎回違う内容の仕事に、不安になりつつも、楽しくて、

 

 

「色んなことが出来て、この仕事なんか楽しいじゃーん」

 

 

と、いかにも若気の至り的なことを思っていたのですが、

もう、15年選手になってくると、そうもいきません。

 

ま、自分自身でハードルを高く設定しているのもありますが、

できて当然、それ以上の結果を出して当然、

という、暗黙の期待に応えなければという、

誰しも、大人になってから感じるプレッシャーであります。

 

 

なので、「よっこいせ」と昇るくらいの労力が必要なのはもちろん、

漠然と、「越えなくてはいけない自分の何か」との

毎回、闘いなのであります。

 

 

そしてその山は、同時には昇れない訳でして。

 

 

昔は、同時に色んなことを走らせていたんですけどね、

もちろん、今もそうせざるを得ない状況が普通なんですけど、

 

一つ一つ越えていかないと、

次の「よっこいせ」が出づらいといいますか。

次の「おっしゃー」が出しづらいといいますか。

 

 

なんですかねぇ。

これが30代半ばってやつですかねぇ。

 

 

そんなことを言っているこれから数週間は、

また山がいくつも行く手にやってくるのでありまして、

まさに山ガールよろしく越えていかねばならないのです。

 

 

さ、ちょいちょいご褒美を与えながら、

粛々と、時に大胆に、山を越えたいと思います。

 

 

ヤッホー。